Going Privateとは?
Going Privateとは、株式を公開している企業が非公開化することです。
メリットとしては、①(短期的な利益の追求ではなく、)中長期的な観点に立った経営ができること ex)抜本的な事業構造改革(リストラ)の実行など ②(少数株主を排除し、株式を集約することで)迅速な意思決定が可能となること ③上場維持コストの削減 ④敵対的な買収などの脅威から企業を守ることなどが挙げられます。
デメリットとしては、(上場している企業のメリットの裏返しとほぼ同義とはなるが、)①上場企業としての社会的な信用力の低下 ②採用面・従業員の安心感やモラールの低下 ③株式市場からの資金調達が不可能となるといったことが挙げられます。
近年は株式市況の低迷が続く中で、急激な市場環境の変化へのスピーディーな対応や抜本的な構造改革の断行、上場維持コストの上昇などへの対応策として、非上場化を選択する企業の数が新規上場する企業数よりも上回る傾向が続いています。
背景としては、上場メリットの薄れと、金融機関からの買収ローンが出やすく、投資ファンド等の動きが活発化していることも挙げられます。
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